アニマルコミュニケーションの勉強を始めて、しばらく経った頃のことです。

講座の中に、「動物の過去世をみる」という練習がありました。

その前段階として、まずは「過去世をみる」という感覚をつかむために、誘導瞑想による退行催眠で自分自身の過去世を見に行く、というワークをしました。

「過去世」といっても、それが本当に過去世なのか、想像なのか、潜在意識が見せるイメージなのか。

私にはわかりません。

ただ、そこで見た3つの景色が、なぜか強く記憶に残りました。

一つ目の景色。
崖の上に、丘のような大地が広がっています。
土と草。
前方には、ぽつんと一つの建物。
崖の下には大海原が広がっていて、はるか向こうには、対岸のようなものがうっすら見えます。

二つ目の景色。
ヨーロッパの街のような場所。
石畳の道と、石造りのような建物。
私は人気のない街中に立っています。
そこにいる「私」は、ヨーロッパ系の顔立ちをした中年の女性でした。
印象的だったのは、丸い茶色の目。
「あれ? この眼球、今の私とちょっと似てるかも」
と思ったのを覚えています。
服装はロングスカートで、どちらかというと「田舎のおばちゃん」的な感じ。
華やかな女性ではありません。

そして三つ目。
大きな広場。
その前に、重厚なカテドラルが建っています。
カトリックの教会のように見えました。

三つの景色に共通していたのは、
グレー。石。
そんな印象でした。

ワークが終わり、見えたものを発表しました。

すると先生が、
「Santiago de Compostelaじゃない?」と。

「……何それ?」

私はそのとき、サンティアゴ・デ・コンポステーラも、スペイン巡礼も、ほとんど知りませんでした。
その何気ない先生のひと言から、思いもしなかったことが始まります。
私は、自分が見た景色を探し始めました。

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次回
「ここ、見た場所に似てる。」
知らなかったスペイン巡礼について調べていくうちに、見覚えのあるような景色が次々と出てきました。