Almaが我が家に来てから、約1ヶ月。
母が突然亡くなりました。
大動脈解離でした。
本当に突然の出来事でした。
ほんの少し前まで、Almaに、
「私に懐くかしら。」
と言っていた母。
「どうやって抱っこするの?」
と言いながら、Almaに顔をペロペロされていた母。
「こんなんだったら、もっと早く飼えば、お父さんも喜んだだろうな」
と言っていた母。
そんな時間が、わずか1ヶ月で終わってしまいました。
そして、どうしても思い出さずにはいられなかったのが、
母が犬を飼うことを許してくれたときの言葉でした。
「私が死んだら寂しくなるでしょ。死んでから飼っても遅いわよ。」
まるで、自分がもうすぐいなくなることを知っていたような言葉。
もちろん、本当に知っていたのかどうかなんてわかりません。
認知症だった母が、そのとき思いついたことを口にしただけなのかもしれません。
でも結果として、母の言った通りになりました。
もし母が亡くなってから犬を飼おうと思っていても
確かに、すぐには動けなかったかもしれません。
でも、そのときにはもうAlmaがいました。
しかも、まだまだ手のかかるパピーです。
ごはんも量を気にしながらあげなければいけない。
トイレのしつけもしっかりしなければいけない。
危険がいっぱい、慣れない散歩も一苦労。
遊びたい。
かまってほしい。
こちらがどんな気持ちでいようと、Almaの毎日は待ったなしです。
沈み込んでいる暇もなく、私はAlmaの世話をしていました。
今思えば、それにずいぶん助けられていたのだと思います。
そして、しばらくして少し落ち着いた頃。
ふと、あることを思い出しました。
「そうだ。私、今年の初夢で白い犬を見たんだった。」
すっかり忘れていました。
夢の中に出てきた白い小型犬。
目が覚めた私は、
「私が飼いたい犬は茶色なのに」
と思ったのでした。
その約1ヶ月後、母が突然、
「犬、飼ってもいいわよ」と言った。
私は茶色いトイプードルを探した。
すると母が「白がいい」と言った。
そして見つけたのが、白に近いクリーム色のAlmaでした。
さらに、あとからAlmaにも少しだけ「出会うまでの事情」があったことを知りました。
Almaは、小さい頃、子犬同士でじゃれ合ったときにできたのか、
傷にばい菌が入ってしまい、鼻の横に大きなおできができていたそうです。
そのため治療をしていた時期があり、すぐには販売されず、
お薬ですっかり治ってから、場所を変えて再び販売されたようでした。
他県から移ってきて、ちょうどそのタイミングで私が見つけたのです。
そんな経緯を知ってから、私は勝手にこう思っています。
「私と巡り合うために、おでき作って時間をつぶしてくれていたのかな。」
もちろん、本当のところはわかりません。
Almaに聞いたわけでもありません。
でも、そんなふうに考えると、ちょっとおかしくて、ちょっと嬉しい。
ちなみに、そのおかげなのかどうなのか、Almaは最初から病院慣れしています。
活発で落ち着きはないけれど、嫌がらずに診察はちゃんと受けさせてくれる。
これも、おできが残してくれた思わぬ置き土産かもしれません。
こうして振り返ると、不思議だなと思います。
白い犬の初夢。
母の突然の「犬、飼ってもいいわよ。」
そして、「白がいい。」
たまたまその日に、そこにいたAlma。
先にAlmaを抱いていた家族が、一度考えることにして手放したこと。
私が抱いたあとには、また別の家族が待っていたこと。
そしてAlmaが来て約1ヶ月後、母が突然いなくなったこと。
一つひとつを見れば、ただの偶然なのかもしれません。
それに私は、Almaに出会った瞬間、
「運命の子だ!」なんて思ったわけでもありません。
むしろ「本当にこの子でいいのかな?」と思っていました。
それなのに、あとから振り返ってみると、
バラバラだった出来事が、一本の線につながっているように見えます。
あのとき母が言った、
「死んでから飼っても遅いわよ。」
本当に、その通りでした。
母があのタイミングで「犬を飼ってもいい」と言わなければ、
Almaは私のところには来ていません。
そしてAlmaがいなければ、
その後の私は、今とはまったく違う道を歩いていたと思います。
アニマルコミュニケーションも。
バッチフラワーレメディも。
そして、Alma Nalyも。
まだこの頃の私は、そのどれも知りません。
ただ、突然母を失った私のそばには、
白いクリーム色の、小さくて元気いっぱいのAlmaがいました。
今になって思います。
Almaは、母が私に残してくれた最後の贈りものだったのかもしれません。
これが、Almaと私のご縁の始まりです。
そしてこの先、私はAlmaを通して、
「この子は、いったい何を思っているんだろう?」
ということを、もっともっと考えるようになっていきます。
それがやがて、私をアニマルコミュニケーションへと連れていくことになります。
そのお話は、また次の章で。
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